代表あいさつ

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                                     交流ステーションみのり 理事長 白川くみ子 
 

 六月、わたし達は、赤井第二農場にサツマイモの苗を千二百本植え付けました。例年にない少雨の影響が少し心配ですが、自分たちの手で植えつけてみると、一本一本の苗に愛着が湧いてきて、これからの気候の変化に負けずに丈夫に育ってほしいと思わず声をかけてやりたいほどです。
 サツマイモだけではありません。今年は、トウモロコシの栽培も本格化させて、全部で六百本のタネを播く予定です。加えて、小川農場ではハーブ栽培にも乗り出します。
 こうした本格的な農業活動ができるようになったのは、農業委員会から正式な営農許可をいただいたことによるものですが、その許可取得にあたっては、地権者のみなさんをはじめ、多くの方々からの信じられないくらいの好意をいただきました。それらの好意を無にしないためにも、夏の暑さにも負けずにしっかりと農業に取り組んでいきたいと思っています。
 
 もうひとつの事業の柱・クラフト製品についてもたいへんな好評をいただいています。ポプリを入れた小型バッグの製造を手始めにして取り組みを始めた活動ですが、やや大型のバックやコースターなどにも活動の範囲を広げています。わたし達の活動を知った方からは、思ってもみなかった大量の注文をいただいて、会員たちがよなべでクラフト製品の製作を行っているほどです。
 
 わたし達は、これまで、NPO法人化や農業委員会での営農許可などの基盤整備に取り組むかたわら、さまざまな試作品の製作を重ねてきましたが、いよいよそれらの活動を本格化させる瞬間(とき)がやってきたようです。
 ひな鳥が成鳥となって巣立ちをする瞬間、拙いはばたきながら懸命に羽をはばたかせる光景を思い起こしていただけるでしょうか。わたし達の活動は、まさに今、この瞬間にあるものと考えています。

 わたし達は、知的障がい児を持つ母親達がこども達のためにやりがいのある就労環境を作りだそうと考えて立ち上げた団体で、会員たちは農業などやったこともなかった素人たちの集まりです。クラフト製品にしても、その製作をプロとして活動した経験のある者はいません。  
みなさんから見れば、そんなわたし達の活動の一つ一つが頼りないものに見えるに違いありません。そう思ったときには、どうぞ、遠慮をなさらずに声をかけてください。みなさんがかけてくれた声をありがたいアドバイスとさせていただき、知識やスキルを少しずつですが着実に身につけていって、交流ステーションみのりが、いつの日か、立派な飛翔の瞬間を迎えられるようになることを夢見て、活動にまい進していきます。どうぞ、これからも、みなさんのご支援とご協力をお願いします。